石川県内の友人、知人から情報を共有してもらって、今思うことを少しずつ書いていきたいと思います。
被災地で過ごす方の状況は毎日変わりますし、場所によっても違うことを改めて感じます。そして皆さんにも知ってもらいたいです。
必要物資の内容のギャップ
1月15日の週までに数回金沢に集まった支援物資を穴水珠洲能登に物資運ぶボランティアをしている友人の話。
届けた後は行った先で、個人宅の窓ガラス割れた所にブルーシートを貼る手伝い、炊き出し手伝いしたりしていたそうです。
「物資は先週で何処もかなりもう十分になってきたのと、ドラッグストアが営業したので、物資より炊き出しと輪島塗りなどの工業が早く出来るように片付けなどのお手伝いが必要な感じになってました。」
マンパワーが必要になってくるんですね。まだ一般のボランティアは入れませんが、受け入れ体制が整ったら、是非お手伝いに行きたいところです。
物資に関しては、場所によっては町のドラッグストアもオープンしはじめるところもあり、市や町の物資保管庫にも沢山物資がある状況だとはニュースでも聞きます。
が、実際現地の友人知人からの情報を聞くと「物資が足りない」という声も多くあります。。
何故足りないのか?ギャップが生まれているのか?
まずは、必要なものが変わってきている。
最低限の生きるためのモノから生活するモノへ。
言い古されているくらいの言葉ですが、言い古されづつけるくらい言いたいです。
物資を集めて届ける間に現地の状況が変わってきている。どうしても時差があるので仕方がないですが、、どうにかならないものでしょうかね。
また、場所によってニーズが違うこともあります。そして、小さいコミュニティにはあまり届いてないのも事実。情報弱者の方々もいることでしょう。
とある穴水の小さい避難所の話
穴水の小さい湾の漁村に家(普段はつかっていない。)をもつ友人。
加賀地方から片付けに15日の週まで2回行き来。
ついでに近隣の方が避難している避難所へ物資を届ける。
全倒壊はしていないが、キケンという張り紙が貼られる家々。
日中は皆さん片付けに家に戻るそうですが、断水とキケンという家の中で寝ることはできず、夜は避難所はもどる人々。
お年寄りが多いこの地域。避難所もほぼお年寄りばかり。
<中水にあたる生活用水>
トイレに使うみずは小川からバケツで運ぶ。
能登の人は生活の知恵があるので、このあたりはすごい!と関心するシステムができてます。
(これは珠洲のほうでも報告あり。珠洲POCKET担当の音島さんも親戚たちの被災地での生活力に能登の人はすごいと報告あり。しかしバケツで水を汲む作業が続くのは大変です。下水は復旧していません。
<上水にあたる生活用水>
まずは、飲水はペットボトルの水。こちらは物資で供給されたもの。友人も届けた分もあり、皿を洗うなどの生活用水につかってはと言うも、もったいないと。
給水車から運ぶ水は飲料以外の生活上水にしている。
その水はタンクで給水所まで汲みに行く必要があり、車で20分。お年寄りばかりなので、なかなか大変そうだったと。
3種類の水を使い分ける皆さんがいるのですね
<食べ物>
その避難所には、毎日食事は届きますが、おにぎりとお味噌汁。
「ありがたいし、文句は言うつもりはないけど、、ずっと同じものを食べているとどうしても。。。」との声。
甘いものやちょっと美味しいものは避難所では贅沢品。。。
私達の普段の生活ではあたりまえのものが贅沢品になる。
ずっと続く避難生活。
ドラッグストアがオープンしたからといって、そこへ早々買い物にも行けない。
資金も問題。
まだまだ今からの支援が必要。
私達は小さいコミュニティで力を合わせて頑張っている皆さんへの支援の形を考えたい。と改めて思いました。
今後の支援について
沢山の支援をいただいています。
現在は物資については加賀地方の団体、グループ、個人などで集めて届けるかたも多くいらっしゃいます。
前述の穴水の友人たちもそうです。
ただ、その活動には彼らの続けていくための最低限の資金、例えばガソリン代 などがどんどん加算されていきます。
彼らもまた、ニーズにそった物資を届けています。今はその物資がある。となれば、それを届けるガソリン代を寄付金でまかない、支援活動を続けていけるようにするのもまた皆さんと私たちにできる支援かと思います。
今週まずは次の支援にむけメンバーでミーティングを行い、動きはじめたいと思います。内容についてはまたご報告させていただきます。
2024/1/23
Maki.M